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捨てると見えてくること
といっても、整理の技術とかではなく、今までの自分が持っていたものを捨てていこうとすることを、ただ徒然なるままに書いているだけです。
自分が一番偉いと思っている経営者は読まないでください
アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役 アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役
稲盛 和夫 (2006/09)
日本経済新聞社
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自律的組織とか、労働時間1時間あたりの生産性の向上といったテーマを少し
掘ってみたくて手にしてみました。

著者は、かの京セラの創業者であり、京セラの経営のエッセンスがこの本には
非常によく凝縮されているといって過言ではないと思います。京セラも非常に
優良企業なので、その競争力の根源を探るには、ありがたい本なのですが…。

全部読むと何か物足りない。

『もしかしてこれは、著者だからできているんじゃないの?』

読み続けていくと、この経営手法って、著者の存在があるからできる芸当では
ないだろうか、という疑念は拭い去れないのです。

例えば、著者が問題の根源の一つと指摘する「利害対立」。これを解消する
のが経営者ともいえるのですが、逆に利用して権力の座につく人物がいない
とも限りません。創業者の目が光っているうちはともかく、世代交代により
制御が弱くなれば、当然そのようなリスクも高くなるでしょう。

松下もホンダもソニーも、みんな創業者が亡くなってからしばらくしたら、
調子が狂ったように、カリスマ的創業者だからこそできるということを念頭
に置いて読むべきでしょう。表面だけさらっても決してまねできないし、
むしろ怖いのは、本書に書かれていることの内、経営側に都合の良いこと
ばかりを強権をもって従業員に強いることですね。

経営管理手法についての紹介は非常に勉強になるし、ビジネスマンなら誰しも
読むべき書だとは思うのですが、生半可な理解と覚悟で真似をすると大火傷を
しそうな、カリスマ創業者のお言葉と考えておくのが良いかと思います。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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